会長挨拶


母親なら誰しもが、我が子は健常児であって欲しいと思うもの。
そして私の子供は幸いな事に健常児であった。けれどベビースイミングのインストラクターをやっていた私のもとへは、たくさんの障害児が集まって来た。私の子供は健常児で、何故、ある家庭の子供は障害児なのだろうか?

若い日の私はそんな事を考え、不遜にもそこで思った事は「私は障害児を治す側へ回れ」と言う事なのだ、と自分流に解釈し独自の「水治療法」を編みだし、200名以上の障害児を治療してきました。
そして障害児を治療する中、さらなる進歩を求め、水治療だけではなく現在の治療の基盤となる「丸子理論」をあみだしました。
そこでぶつかった大きな壁。
脳からの、異常指令に支配されている障害児達の身体。治しても元に戻りやすい。
その上、障害児は年齢を重ねるごとに悪化すると言う、悪しき通念。
自分の手で、ずっとこの子供達を支持している事が出来たなら…
自分の手の替わりになってくれるものがあれば…
けれど、思えば叶うもの。そこで出会ったのが伸縮テーピング理論です。
これは、もっと多くの人に役立つはず。そんな考えに賛同する人々が集まり、「マルコテーピング協会」の発足となりました。
マルコテーピング協会は「一人でも多くの人々の、健康な幸せに貢献していきたい」と言う理念のもと、活動していく所存でおります。
私達が理念にたがう事なく、初志貫徹していける様、皆様と共に歩んでいけたならと祈念し、御挨拶にかえさせていただきます。

 

 

                                          マルコテーピング協会 会長 丸子佳世子